今回、「立候補があがらなかった委員の選出については、参加者全員にあみだくじを引いてもらう」という、加入・非加入(入退会)が進むまでの暫定対応を実施しています。
「どのような経緯でこのやり方になっているか」についてのご質問をいただきましたので回答いたします。
なお、今回の選出に向けては、本部内で作業を分担し準備を進め、当日は前の学級代表の皆さんにもご協力いただき実施しました。
今回選出を行う上で、「免除申請」の変更を行いました。
その免除申請の変更を行った経緯を説明します。
- これまでは、事情を書いたお手紙を、副校長先生にお出しいただく形としておりました。
- しかし、基準もあいまいでしたし、書かれている内容によっては、「要配慮個人情報」に該当するものが多々あり、本来はPTAが収集する情報としてふさわしくないものでした。また、同じ保護者であるPTA会長が、各人の事情に「線引き」を行うことも、ふさわしくありません。
- 皆さまが、「今年度は難しい、できない」と考える背景はさまざまですが、真剣にお考えいただいて免除申請をお出しになられたと受け止めております。担っていただける年度に担っていただき、難しい年度は無理をしないという、あるべき形を目指した変更となります。
- そのような背景があり、免除申請のやり方を変更いたしました。
このような前提のうえで、
以下が委員の選出方法を変更した説明となります。
免除申請の出し方の変更に伴い、結果論ではありますが、例年より免除申請の数が増えました。
クラスによっては、免除申請者が半数に届く場合がありました。
<以下、ご質問と本部回答>
【中学年の保護者から】
・委員選出について、準備不足ではないか
・免除者をあらかじめピックアップしておけばあんなに大掛かりなあみだをやる必要はない
・免除を勧めているように感じる
・どうして、全員あみだをするのか
・例年より大変そうなのは気のせい?
- ご意見ありがとうございます。まず、免除を勧めているという事はありません。
「あみだくじを全員でやった理由」については、今回、免除のやり方を変更したため免除者が一定程度、多くなることが想定されたため、「免除者が特定されないため」にあみだくじを全員でやりました。 - クラスによっては、半分かそれ以上が免除の対象者の場合もあり、あみだを引く方がいたたまれない空気感で行われることを避ける目的がありました。
- また、免除者も参加することで、他人事ではなく「誰かがやってくれる。ありがとう」という意識を持てるという意味合いもあります。「やれる人がやる」もありますが、PTA本来の「一体感」を忘れてほしくないという想いがありました。
免除者はあらかじめピックアップ済で、選出作業については滞りなく実施できました。 - 本部内で準備を十分にしたうえで、学代さんと協力し、中学年保護者会で滞りなく対応できたことはなによりでした。
- 選出の所要時間も、去年までより少なかったため、「保護者会」に集中いただけました。そのことに関する感謝の声も、その場で複数いただいています。
【高学年の保護者から】
・高学年の保護者は、あみだやくじ引きをやらなくてもいいクラスがあるはず あみだをやる必要とは?
・やり方を全部変える理由は?
・誰が決めたのか?
・運営委員会で話し合ったのか
・逆にわかりにくくなっている
- ご意見ありがとうございます。
- 立候補で定数に達すれば、あみだは不要です。中学年は、手が上がっていない委員がありましたので、あみだを実施しました。
- 運営委員会ではお話していませんが、委員会の選出方法は本部の運営事項ですので、学校・CSとも複数回意見交換を行い、最終的には本部内で全員が合意し、最終決定しました。免除者の数字が増え、前提が変わったため状況にあわせてやり方を変更しています。
【一年生保護者から 】
・三小PTAは免除を勧めているのですか?
・自分はPTA活動をやりたいと思っていたけど、私も免除申請出した方がいいんですか?
- 免除を勧めているわけではありません。ただ、従来よりも免除が出しやすくなったのは事実ですし、実際に免除の数が増えました。
- もちろん、PTA活動に関わりたい方・やってもいいよと思う方は、免除を出さずに委員に立候補いただいたり、ボランティアなどでかかわっていただければ嬉しいです。このような本部の想いは、免除申請の連絡を差し上げる際にも行ってきましたし、引き続き伝えていきます。
【以前、委員を引き受けた方(履歴あり)】
・「子供1人につき1度は委員会活動を引き受ける」と考え委員として活動したが、履歴があってもくじ引きで2巡目があり得ると聞いた
・その場合は免除対象以外の保護者全員がすでに1度役員に選出経験があるという状況なのか
-
改めてそのときはご活動ありがとうございました。今回の選出について、経緯を説明いたします。
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(1)あみだくじを引く(番号が確定)
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(2)履歴のある方と免除者を除外し、番号が若い順に選出。1周目はご質問者も除外されている。立候補者・地区委員決定者はこの時点で除外
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(3)1周目ですべての委員が選出できなかった場合、2周目に入る。2周目は免除者のみ除外し、番号の若い順に選出作業を行う
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…このように一部のクラスでは、免除対象ではない保護者の方々全員がすでに1度選出されている状況もあり得ます(2023年度も、高学年でそのような状況がすでにありました)。
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免除については、様々な考え方があるかと思いますが、全ての保護者の方が真剣に考えて出していただいています。
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「家庭・体調等の事情でできない」「今年は他にやることがあってできない」という内容に限らず、「こんな納得できない状況ではやりたくない」といった理由は全て正当な理由に該当するはずです。
-
理由を問うことで、個人のご事情に対して同じ保護者や学校が「線引き」をすることは相応しくありませんので、今年度より理由を問うことはやめております。
- もし2巡目になり、くじ引きで選出された場合は、委員についてご検討いただけますと幸いです。(PTAの活動は強要すべきではありませんし、いたしません)
※注記:「子ども1人につき一度、クラス委員」につきまして、以前から存在する「PTA役職免除表」に記載されているのは、「 (※1) 各クラス委員(学級代表委員・行事委員・広報委員・選考委員)には、お子さん1名につき、6年間で1度ないし2度選出される。(但し、6年生での選考委員の選出はなし。) 」でした。
https://www.kodaira.ed.jp/weblog/files/kodairadai3/doc/6984/152800.pdf
実際のところ、本部にも多くの意見が寄せられています。悩まれる方もいらっしゃいますし、感謝の声も少なくありません。
どのような方にも「その形ならいいか」と納得いただける着地点を探りながら活動を続けています。
本部にも多数意見が寄せられていますが、その意味では、三小全体を見渡せば、「PTAに向き合ってかかわり方を自分の意思で考えて決めてくれる人」が増えており、トータルではいい方向に向かっていると確信しております。
もちろん、今は過渡期ですし変化をしている最中ですので、100点満点の状態ではありません。
その点では、次年度以降の本部役員に引き継いで、徐々に良い形に向かって変わっていきますし、現年度の本部役員も、色々な形でかかわりながら、三小の変化に向き合っていっています。
今回のやり方は、状況にあわせた一時的な対応です。
来年度はよりよいやり方で実施できると思いますので、まずは皆さんが関わりたい/関わりやすいPTAに向けて、お一人お一人の力をお貸しいただければうれしいです。
引き続き、三小PTAをよろしくお願いいたします。