小平第三小学校PTA

小平第三小学校のPTAからのお知らせです。

最後の運営委員会を終えて/運営委員会参加者のフィードバックアンケート共有

1年間、PTA運営にご協力いただきありがとうございました。

先月、R5年度の最後の運営委員会が無事終わりましたので、そのご報告として今回のブログをアップさせていただきます。

少し長くはなりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

初めに

本年度は、PTAを取り巻く環境の変化や皆さまの働き方の変化などをうけ、

大きな改革に挑戦した年でもありました。

以下、本年度に実施した改革内容の一部になります。

  • PTAの入退会へ向けての土台作り
  • 免除申請制度の改正
  • Googleフォームによる運営委員会の議決権収集
  • 運営委員会のオンライン化
  • 文書のペーパーレス化(三小ちゃん便)
  • Googleドライブを使ったファイル共有
  • 学校との文書確認の電子化(メールにて確認)

特に、「運営委員会のオンライン化」「協議事項の事前フォームでの意見収集」は、

大きな成果を上げていたと思います。

この結果、子育て中の方や急な体調不良の方にも対応できたため、

参加者のハードルを大きく下げることができました。

 

PTAの入退会については、現在のPTAを大きく変化することであり、2時間の運営委員会(4回)だけでは委員の皆さまに納得していただくことができませんでした。

ただ、それでも、ボランティア団体であるPTAにとって、強制的に入会させてPTA会費を徴収することは違法であることから、確実にPTAの入退会を実施するという方向までは決めることができました。

尚、PTA入退会をとる時期は、5月に開催されるPTA総会にて決定します。

別途案内メールも、各家庭に届いていることと思います。

今後の三小PTAを決める会議となります。ぜひ皆さまの意見をおよせください。

 

次に、最後の運営委員会で、話し合った内容と、参加者のフィードバックアンケートを共有したいと思います。

運営委員会について

詳細は、運営委員会だよりをご確認ください。

第4回の協議事項は、全部で5つありました。それぞれについて、コメントします。

今回の議決は「方向性を決める議決」になります。

方向性が決まったら、次年度から適切な検討を行い、具体的な形に落としていくことができます。方向性が決まらなければ、「誰かに言われるまでは、とりあえず従来と同じことやっておくか」となってしまいますので、変革において「方向性を決めること」は非常に重要です。なお、すべて本部から配布した資料に書かれている内容です。

 

 

この協議事項に関しては、地区委員会から上がってきたものですが、事前フォームの質問・意見からすると、認識がなかった会員もいたようでした。

そのため、そのまま何もせずに運営委員会で協議した場合は、質問が出た場合、その場で回答することになるため、なかなか議論が終わらないという可能性もありました。

ただ、今回は事前フォームで意見・質問を収集していたため、事前にそれらの回答を地区委員へ用意してもらうように、依頼することができました。

その結果、事前に用意したコメントを話すことができ、皆さまの理解が容易になったと思います。

 

2つ目は、プロジェクト制の採用についてです。

このプロジェクト制については、プロジェクト制=委員の人数を減らすため という誤った認識を持たれていた方もいたようです。あらためて、この制度の目的を以下に示します。

・役員以外の方もプロジェクトに応募することで、PTA活動に参加してもらい、

 活動の理解と間口を広げる

・役員だけでは難しいこと(時間がとれない・不得意であるなど)を
  プロジェクトとして全会員に協力を仰ぎ、PTA活動を円滑に進める。

つまりは、人数を減らしたいがための協議事項ではなく、役員の負荷低減と活動の認知度向上が目的です。

プロジェクト制 -> ボランティア-> 人が集まらないから困るという意見もありましたが、そもそもPTAがボランティア団体であり、参加が任意の団体です。

ボランティアであることを否定することは、PTAそのものを否定することになります。まだまだ、このあたりの認知度を上げられず、力不足を感じております。

 

尚、今回のプロジェクト制については、賛成多数で可決となりましたので、

来年度以降、次期本部役員に引き継ぎ、進めていっていただきます。

 

行事委員の人数については、本年度と同じのままでいくという結論となりました。これは、行事委員からの要望もあり、今の人数のままでやるほうが各個人の負担が小さいということもあったようです。

ただ、各委員は毎年入れ替わり、その際の引継ぎもうまくいっていないという現状は、本部を含め残っております。そのため、何が大切で、減らせる作業があったのか、といった点まで思考がなかなか到達しなかったのも、現実問題としてあったと思います。

 

本年度から、役員の負担軽減を目指し、ペーパーレス化や会議のオンライン化を推し進めていきました。そのため、Googleドライブ・Googleフォーム、オンライン用のMicrosoft TeamsなどのITツールを導入していることもあり、ICTは必要な役職であると考えます。パソコンは触ったことがあるけれども、オンライン会議やWord文書の作成は不得意であるという方も多いと思います。

そんな方々であっても、現状の活動内容を維持していくためにICT設置となったことはとてもよかったと思います。

 

本補償は、昨今の個人情報保護法の改正を受けて採用することとしました。

個人情報保護法の改正が2017年であり、施行が2022年であることから、これでも遅すぎるくらいの対応でしたが、大きな問題となる前に加入に踏み切れたことは良かったと思います。

法律が改正されたことにより、PTAについても法律の対象となって、誤って情報漏洩が発生すると、罰金やその後のアフターケア、関係各所への周知、および再発防止策の徹底などが必要となります。最悪の場合は、裁判等の対応に追われることになります。

人間だれしも、間違いが発生することはどうしてもあります、不測の事態に備える意味でもこの保険に入っておくことは必要な措置です。

 

運営委員会のアンケート結果について

本部として、最後の運営委員会について、参加者へのフィードバックアンケートを実施しました。

このアンケート結果は、現在のPTA運営の現在地であり、その場の雰囲気や、今年一年の実施内容についての振り返りができる結果だと思いますので、ご紹介します。

(一部、個人特定につながるような内容についてのみ、文意を損なわない範囲で言葉を変えています。ご了承ください)

  1. 運営委員会の満足度について
    満足度の結果になります。数字が大きいほど評価が高いです。
    全体的に、ばらけた結果となりました。高評価もありますが、2という最低評価もあり、あまり満足度が高いという結果ではないかなと思います。
    まだまだ、改善の余地があったのかと思います。

     

     

     

  2. 発言の機会は十分にあったか?
    これもばらけた結果となりました。

     



     

  3. 協議事項の進め方の満足度について
    全体的に、好意的にとらえているという結果がでました。
    満足・やや満足が半数以上を占めており、今回の施策をポジティブにとらえていただける方がいたということで、本当に良かったと思います。



    以下は、協議事項についての自由記述欄の抜粋になります。

    内容

    不規則発言を司会者がしっかりととがめてください。

    一個人の感想を「みんなの意見」のように発表する無駄な時間を無くすよう、ご本人にも強く言ってください。

    前もって意見や質疑応答を共有していただけたのが良かったです。

    また、グループごとに話し合いその結果を発表する形にしていただいたことが良かったです。

    質問は委員会前にフォームや本部メールに連絡していなかったのか、理解に苦しみます。他委員への回答も要求されていましたが、人前で話すのが苦手でうまく話せないといわれていた方もいますので、そういった方への配慮もかけていたと思います。地区委員へは、事前にフォームに入力していただいた内容を共有できていたようで、質問への回答も事前準備できており、進行がとてもスムーズでした。

    途中で質問された方は、ご自身で事前に準備をしているのなら、なぜフォームで本部に提出されなかったのか、疑問しかありません。
    地区の方は、事前の質問に的確に答えており、結果、議決しやすくなったんじゃないかと思い、改めて事前に質問させてもらえる機会がGoogleフォームであったのは良かったです。

    誤解も少しありましたが、目指す所は同じなのかなと感じました。話し合いがあって良かったと思います。

    認識が若干一致していない部分があったかと思うのですが、

    委員会だけでは時間が足りず、理解が深められないところを色々工夫してくださって助かりました。

    PTAにはもう関わりたくないので、PTAの解散あるいは、退会が自由に選べるようにしてくれたら何でもいいです。

    私が親の協力で必要だと思うのはお金の支払いと旗当番だけです。学校と子どもだけでできることをしてくれれば十分です。

     

     

  4. 本年度の本部役員に向けて

    とても大変だったのではないかと思います。お疲れ様でした。

    お疲れ様でした。ごくごくごく一部の、あまりに偏った無責任な意見に振り回されていましたね。しかし、今年度は強いリーダーシップを持った方がいたので、適切に進めることができていましたね。

    1年間、ありがとうございます。お疲れ様でした。

    一年間お疲れ様でした。今後のPTAのことを考えて改革案を提案してくださってありがとうございます。
    資料作り、アンケート取りまとめ、質疑応答等々、相当大変だったと思います。皆さんのおかげでPTAがいい方向に変わっていくと思います。


    個人的には、くじ引き・強制・なくても良さそうな仕事も多いPTAのままなら、退会しようと思ってました。でも本部の皆さんを見て、今後のPTAのためを思ってこんなに頑張ってくれている方々がいて、そして実際にPTAが変わっていく方向になったので、続けようと思いましたし、自分もできる限りお手伝いしたいも思えました。
    皆さんが本部をしてくださった年に委員になって良かったです。
    一年間本当にありがとうございました。

    会長さん、2年間ありがとうございました。今PTAが変わる方向になれたのは会長さんのおかげだと思います。
    副会長さん、運営委員会の進行等ありがとうございました。適宜、話の流れや意見をまとめてくださったので、過去の流れが分かってなかった私でもついていくことができました。
    書記の皆さん、毎回分かりやすい資料をありがとうございました。自分は考えるのに時間がかかるタイプなので、事前に論点と意見をまとめて共有してくださったのがとても助かりました。
    会計の皆さん、会計報告用の資料のご用意等ありがとうございました。説明や注意点をわかりやすく書いていただいていたので、迷わず予算執行・会計報告ができました。

    本年は過渡期というか、今まで見ないふりをしていた、数々の宿題に対し、方向性を示したという意味で、とても素晴らしい活動だったと思います。1年間お疲れ様でした。

    色々な意見がありますが、一部の意見だけではない、多くの保護者の意見をアンケート結果として残せたことは、きっと未来につながる大きなものになると思います。一年間ありがとうございました。

    色々大変だったと思いますが1年間本当にありがとうございました。

    色々と大変な中、1年間お疲れ様でした

    これからのPTAをどのようにしたら良くなっていくのかを考え、挑戦されていたので大変だったと思います。

    ただ、説明が足りなかったりで、せっかくの挑戦がうまく伝わらなかったこともあったのではないかと思いました。

    過渡期だからこそ丁寧な対話が必要な時もあったのかなと。

    1年間、大変だったと思いますが、お疲れ様でした。

  5. 来年度の本部役員に向けて

    PTAの退会が早く自由に選べるようにしていただきたいです。

    短い期間で大変だと思いますが、宜しくお願いします。

    会長さんは対話とおっしゃっておりましたが、「対話じゃなくて意見の押し付けしかできない方々」だけが元気に跳ねているのが現状です。

    発言頻度が高いという特徴があります。声を聞きすぎる必要はありません。会員の皆さん(本当の意味での「みんな」)は想像以上に冷静に状況が見えているので、無視するところは無視して大丈夫だと思いますよ。

    あとは、絶対に無理をしないでください。PTAなんて、ただ押し付けられているだけのボランティアでしかなく、そこには何の責任もないのです。強い言葉に惑わされず、できる範囲のことだけに対処していただき、自分の人生を大事にしてください。

    新本部の皆さんを心から応援しています。

    PTAの在り方を変えるには、周りの協力、理解が必要で、それには根回しが大切かと思います。焦らず、対話を続けてください。

    本部役員に立候補していただき、ありがとうございます。

    運営委員会だけ見ると本部の方々に批判的な声が大きく感じますが、

    保護者全体でみると本部の方々の意見に賛成の人が圧倒的に多いと思います。

    本部の皆さんを応援しています。来年度もできる範囲でお手伝いしていきたいと思っています。

    一年間、よろしくお願いいたします。

    昨今のPTAを取り巻く状況は日々アップデートされています。

    ”いままではこうだったから、こうすべき” という言葉に惑わされずに、

    ”今の”三小保護者・児童が求めるような活動にしていただければと思います。

    詳しいことはわかりませんが、内定辞退のメールのあと、何度も本部役員の再募集がメールでくる中、

    たくさんの保護者がなんとなく不安に思っていたと思います。そんな中、立候補してくださりありがとうございます。

    今年度の本部の方が進めてきた流れを、さらにいい方向に向かわせられるように、色々な方と協力し三小PTAをもっと素晴らしいものにして欲しいです。

    過渡期での活動となり、苦労されることもあると思います。頑張ってください。

    大変な時期に立候補していただき、ありがとうございます。

    色々変化を伴うと思いますが、頑張ってください。

 

 

 

最後に

2年間、PTA会長を務めました青木です。

最初に学校や地域に関わろうと思ったきっかけは、
自分の娘が出席した入学式での木田校長のごあいさつでした。

まだ幼い、気もそぞろな1年生たちに向かって、
学校で過ごすことの大切さや楽しさを、心からお伝えし、体現していました。


先生方が子どもたちのために頑張ろうとしているなら、保護者である私たちはどんなことをしたらいいんだろう。

PTA会長にいきなり立候補したのでいろいろな方にご心配やご迷惑もおかけしましたが、

「子どもたちの笑顔のために」、まずは会員の皆さんの負担”感”を軽くすること、
PTAについている嫌なイメージを少しずつでも変えていくこと、
そして
「そもそもPTAの目的は?」「どんな活動が必要なんだろう」
というのを皆さんに問いかけるなかで、

本当に多くの皆さんが考え、動き、声や意見を出していただいて、
よりよい活動や方向性をご一緒に示していくことができた2年間だったと振り返って思います。
改めて多くの皆さんに感謝申し上げます。

 

ただ、
正直なところ、自分自身がこの2年間で「子どもたちの笑顔のために活動できたという実感や活動」は、ほとんどありませんでした。

それも自分の未熟さゆえではありますが、
この2年間を経て、
例えば、広報誌作成をシンプル化・効率化して学校行事に寄り添ってくれる広報委員さんが、
楽しい謎解きや先生を巻き込んだプロジェクションマッピングを開催してくれた行事委員さんが、
夏の暑さを忘れる水鉄砲イベントを開いてくれた3年生の学代さんが(娘が3年生なのですみません)、
日々の立番やかるた大会など地域の保護者・児童をつないでいる地区委員の皆さんが、

そのほか、多くの会員さんが自発的に動いていくことで、
これまでの活動を見直し、磨きなおして
「子どもたちの笑顔」を生み出す活動がさらに盛り上がっていくなら、
数年後には「自分の役割を果たせたかなあ」と実感できるかもしれないと、いまは思っています。

 

次の会長候補のいとうさんには課題を積み残してしまい心苦しいのですが、

いとうさんらしいリーダーシップを発揮していただいて
さらにPTAが「子どもたちの笑顔」に貢献する組織・活動・意識に少しずつ近づけていただければと期待しています。

 

子どもたちを育てるのは家庭だし、学校だし、地域の力です。
ぜひ引き続き皆さんの力をお貸しください。

 

2年間、ありがとうございました。

 

PTA会長 青木 佑一